練馬区立の小学校で老朽化した電気窯の入替えです。
既存の15キロワット上蓋式、先ずはこれを撤去
他社の窯を運ぶとよく感じるのが「やたら軽い」事。この窯もそう。
うちの10キロワットと同じ位かも。運ぶの楽です。
ハンドリフターを何度も切り返して、ようやく所定の位置に据付け。
今回の上蓋式TY-15は標準品と異なります。
パッと見、いつもと同じ炉内ですが、白い壁面はアルミナファイバーボード。
その外側に耐火断熱レンガ。さらにその外側に耐火ボード。
ボードを内壁に張ると熱効率が良くなるので、窯の消費電力も本来の15kWから
14kWに抑える事ができます。
消費電力を抑えたのも訳があって、
本来、三相15kWの窯には60アンペアのブレーカーが必要なのに、
既存のブレーカーは50アンペアしかないから、です。
ヒーターは劣化すると電流値が増加するので、8~10アンペア位ゆとりが欲しい。
で、上の画像が実際の電流値。いい感じ
標準品と異なる仕様がもうひとつ。
震度5相当の揺れが発生すると、自動で焼成を停止する感震装置が付いています。