武蔵野美術大学さまの両開き式電気炉TY-48W
設置から9年、色々と傷んでいるのでメンテ。
先ずは上蓋のパッキン交換
炉内高さ1000mm、奥行800mmあるので蓋を開けると脚立に乗っても手が届かない。
彫刻用で床ヒーターが無いので、この後は窯の中に立って作業します。
スリーブの交換(水分とガス抜きをする80mmの穴)
扉パッキンの交換
ヒーターが太く自重で垂れてますが、上下間で接触しそうでなければ問題ない限り修正しません。
今回の問題個所
扉パッキンが剥離した状態できつく閉められたので、レンガ同士が接して熱膨張の力で割れてます。
※現在はこれを防ぐストッパーが付いてます
叩いて砕いて取り除き
レンガ差し替え
ここまで良し
最後は配線接続部
蓋上部から充分にガス抜きを行わないと、上段ヒーター貫通部へ流れて来ます。
これによって接続部が変色、腐食してしまいます。
交換(扉側も)
想定より大幅に遅れて作業終了です。
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