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温度に達しない他


練馬区立の小学校さま。上蓋式電気炉TY-10。

使用回数が少ないらしく1986年製とは思えない見た目です。

ただ、当初から繋がっている他社さんの自動焼成装置が調子悪いらしく。




設定温度に達する前に運転が止まってしまう時は、大半が温度調節計の故障です。

ヒーターが断線している場合は止まらず、1000℃付近で運転を続けます。


※熱電対の素線が断線したり、熱電対と補償導線が外れた時も止まります。




微妙にサイズが違うのでグラインダーで削ってようやく交換。




こちらは東京大学附属中等教育学校さまの上蓋式TY-15。

1995年製とけっこう古いですが窯本体と炉内はかなり綺麗です。

ただ、長らく蒸気抜きを行っていなかったらしく蓋だけ錆びサビ、蒸気抜きの穴と栓もボロボロ。




500~600℃までの蒸気抜きをお願いしてきました。

それと、上蓋を吊っているワイヤーにはどんな修理の時でも油を差してますが、

もしホツレを見つけたらすぐにご一報くださいと。




船橋市公民館さまの両開き式TY-20W。

電気屋さんが足を乗せたらしく強弱スイッチのカバーが破損。接着してあるけど割れてます。




カバーだけ買うことも出来ないのでスイッチごと用意してカバーだけ交換。

文字はカッティングシートで試してみました。




世田谷区の福祉施設さま。

他社さんの窯で、自動焼成装置内のブレーカー(左端)が途中で落ちる不具合。




強制的に出力全開にしてもブレーカーの許容電流におさまってる。

ブレーカーも経年劣化で誤作動することもあるので・・・




配線を移動してブレーカーを通さないようにしました。

窯の横にも電源として同じサイズのブレーカーがあるので問題ないかなと。

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